- じしょう
- I
じしょう【事象】(1)(認識の対象としての)出来事や事柄。
「自然界の~」
(2)〔数〕 確率論で, さいころを投げるというような, 試行の結果起こる事柄。~そのものへ〔(ドイツ) Zu den Sachen selbst!〕〔哲〕フッサール現象学の基本精神を表す標語。 一切の先入見を排除して, 意識に現れるがままの事象を直観し, 記述しようとする哲学的態度を指す。→ 現象学IIじしょう【侍妾】こしもと。 そばめ。IIIじしょう【慈昌】⇒ 存応IVじしょう【時尚】その時代の好み。 時好。V「~を追ふ書估(シヨコ)の誅求に応じて/渋江抽斎(鴎外)」
じしょう【時正】昼夜が同じ長さである彼岸の中日。 春分と秋分。 また, 彼岸の七日間。VI「花のさかりは, 冬至より百五十日とも, ~の後七日ともいへど/徒然 161」
じしょう【時鐘】時刻を知らせる鐘。VII「起床の~」
じしょう【次将】(1)大将の次の将軍。(2)近衛の中将・少将の称。VIIIじしょう【治承】年号(1177.8.4-1181.7.14)。 安元の後, 養和の前。 高倉・安徳天皇の代。 ちしょう。IXじしょう【自傷】自分で自分の身体を傷つけること。Xじしょう【自性】〔仏〕(1)事物をそのものたらしめている本来的な不変の性質。 本性。 本質。 性(シヨウ)。(2)衆生(シユジヨウ)が本来は持っている真理としての性質。 性(シヨウ)。(3)サーンキヤ学派の主張する根本物質のこと。XIじしょう【自照】自分自身を客観的に見つめること。XIIじしょう【自称】(1)実体はどうあれ, 自らこうだと称すこと。「~音楽家」
(2)代名詞のうち, 話し手が自らをさしていう語。 一人称。(3)自慢すること。XIII「我より外に心も剛に案も深き者あらじ, と~して/義経記 5」
じしょう【自証】〔仏〕 他の助けを借りずに自分で悟りを開くこと。 自己の悟り。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.